有名どころの映画を観た
おはにちばんは。新年早々に物申す系の記事を書いてしまったことを少し後悔していなくもない今日この頃でございます。いや思ってること吐きだすために始めたから今後も多分続けますがね。
というわけで映画を観ました。
ぶっちゃけると、映画を観るという文化に余り触れてきていないんですよね。
金曜ロードショーなんかで流れてるの観たりするくらい。周りに映画を観るという文化がなかった。いやこれは言い訳なんですが。結局のところ自分が観なかっただけなので。
というわけで少しずつでも名作と言われている映画を観ていこうと思います。
手始めに「CUBE」と「トゥルーマン・ショー」をレンタルしてきました。今さら感のあるネタバレ注意。
CUBE
名前は聞いたことがあった作品。内容は「箱に閉じ込められた人が脱出を試みる」くらいしかわからなかった。
とにかく観ていて怖くなった。心理的な恐怖。圧迫感。ホラー映画ではないけれど、張り詰めた空気がすごかった。
開幕で殺された人の存在がこの場所がどういった場所なのか、というのを端的に表していて引き込まれましたね。
あと、比較的序盤で罠部屋の特定が進んであまりトラップ自体でてこなかったのも意外だった。もっとモリモリ出てくるかと思ってた。予算の都合もあるだろうけど、オーコメ聞くと要素を減らしたかったからみたいですね。
私は頭が良くないので座標の求め方とかはいまいちピンとこなかったんですけど、そこは主題じゃないのでセーフということで...
最初は一番役に立ちそうだった警官がどんどん醜い面が際立ってきて、最終的に生き残ったのが始めは足をひっぱっていた精神病の人だけだったというのも面白い。言われてそういえばメインの6人中トラップで死んだのは1人だけだと気づいた。
CUBEが意味もなく建てられてただ動かすためだけに人をいれた、というのも皮肉が効いている。
結局のところ、人間は愚かだけど人間として生まれたもんはしょうがないので人間として生きるしかないんですよね。悲しいなぁ。
3部作みたいだから続きも観たいけど、監督が違うんですよね。大丈夫かな。
ショップに置いてあったのがファイナルカットだったので短編が観れなかったのは残念ね。いつかみたいものです。
トゥルーマン・ショー
これもまた名前だけは知っている作品。だけではないな。うっすらと仕掛けの内容は聞いたことがあった。同じような仕掛けのある作品だと名前があがってくるから調べずともそういう要素のある作品なんだな、というのはなんとなくわかっちゃってたし。
それでも内容は知らなかったので今回選んでみました。
いやーーー、面白いね!
ストーリーはほとんど知らなかったから楽しんで観ていた。
ラジオがトゥルーマンと会話したりするし、ビールをカメラ目線で突き出してきてこれ明らかにCMだろ!みたいなシーンもあったり、月と太陽が同じ方角にあるとか、今自分がいる世界としてみていると違和感がすごい。実際のドラマでもよくスポンサーの商品をカメラに名前が映るように置いてたりするし。そういうひっかかり。
ラストシーンは少し泣いてしまった。きっと「そういう」ことなんだろうな。世界中の人間が見守っていたのも。それこそ、30年ずっとみていた人だったら猶更。
最後は番組が終わった後にチャンネルを変える人で〆。結局、一部を除いた大多数はそんなものってことですね。熱しやすく、冷めやすい。
個人的に思い出すのは、手塚治虫大先生の読み切り。タイトルは忘れてしまったけれど、主人公が自分が物語の主役だと気づいて、猫(だった気がする)になった前の主人公に助けられながらその物語をぶち壊す話。この映画とどっちが早いのかは知らない。いや没年考えたら手塚先生のが早いに決まってるわ。でもどっちも面白いから別にいいよね。
いいもの観た後のいい意味での虚無感。
読書もしてるんですよ?ただ感想文にしにくいだけで...