思考の試行と嗜好の指向

ポエム

 

頭の中は思考で溢れ、無駄な考えがよぎり、無にはならず、煩悩の塊、悟りは遥か彼方、欲望を切り捨てることのできない俗物と、どれをとっても正解のない迷宮

所詮はただの人間に想像できることなんて大したこともなくて、漠然とした不安、恐怖、苦しみ、そんな自分自身に酔っている自分自身への怒り

何も成さず、残せず、肉体の消滅と同時に救済される魂もなく、ただただ消滅するのみ

嗜好なんてものは千差万別、一致した人間なんて存在するわけもなく、そんなことはただの錯覚で、やはりどこかがズレている

俺の青も僕の青も私の青も全てが違う色